非常食や備蓄品を無駄にする、土砂災害と水害の恐怖

連日、大雨が続いていますね。
もちろんぼくの住む神戸でも大雨が続いています。
土石流の被害に遭われた熱海の方々が心配です。
こういった自然災害は、いつ自分たちの身にも起こるかわかりません。
自然災害といえば地震というイメージが強いと思いますが、地震とは違った災害にも冷静に対応できるよう、日頃から心の準備が必要ですね。

山と海に囲まれた街が抱えるリスク

ぼくの住む地域は、北に摩耶山と六甲山があります。
昨夜はスマホからアラートがけたたましく鳴り、『高齢者等避難』という避難情報まで来ました。

これはただごとではないのではないかと、想定される土砂災害の範囲をハザードマップで調べてみました。
場所が特定されないよう地図部分にボカシを入れていますが、赤い目印が自宅です。
左上から濃いグレーで覆われているのが、想定される土砂災害の範囲です。
こうして確認すると、かなりギリギリですね。

結局、昨夜はおおごとにならずに済んだのでひと安心ですが、こうして状況を把握する行動は身につけておいた方がいいと思います。

神戸は南に海があり、水害の恐れもあります。
今から約15年ほど前に、台風の影響による海からの波で、港に近い市街地が浸水しました。
その当時、ぼくが勤めていた会社の先輩が、仕事でたまたまそのあたりに車でいたらしく、車は水没してしまい本人も消防隊員に救助されました。

すん

翌日の新聞には、腰のあたりまで水に浸かった先輩の姿が掲載されてたよ。

山と海に囲まれた自然豊かで風情ある街には、こういったリスクもはらんでいます。

非常食や備蓄品はあれど…

ぼくは12日分くらいの食料のほかに、テントやシュラフ、カセットガスコンロなどの防災グッズはひと通り揃えています。

ただ、熱海で起きたような土砂災害が起きて、家ごとすべて流されてしまうと、せっかく準備していた非常食や備蓄品は無駄になってしまいます。
もちろん津波や洪水などの水害も同じです。
このような場合はそれらのことはあきらめて、いち早く逃げることが賢明です。

なにを持って逃げるか

想定される土砂災害の範囲をハザードマップで確認したことで、やや現実性を帯びてきたこともあり、なにを持って逃げるかを真剣に想像してみました。

パッと思いつくのはこれくらいですかね。
持ち出し用の食料や水は全く準備できていないことに気づいたので、準備しておこうと思います。
こういったシミュレーションをすることは、途中で気づきもあったりするので大事ですね。

スニーカーやレコード、本、服など、いろいろコレクションしている人は、気が気でないでしょう。
自分は数年前からこういった類のモノは手放し済みなので、執着はありません。
以前に比べ、服にもお金をかけなくなっているので「買い直せば済むか」くらいの気持ちです。

すん

ミニマリスト思考から、こういったことも学べていたよ。

まぁ心残りになるのは、ニューバランスのスニーカー3足くらいでしょうか（笑）
（金額はもちろん、入手しづらいモデルなので）

で、結局なにを手放すん？

一点モノや稀少なモノを所有することは、心が豊かに感じる反面、もう一度手に入れることができないことにより執着を生みやすくなってしまいます。
だからといって『最初から所有しない』というのではなく、いざとなれば執着をスパッと断ち切れるような心の状態を常に保ちつつモノを所有することが、バランスの取れたモノとの付きあい方かもしれません。

そして、災害時にはモノへの執着により命を手放してしまうことのないよう、冷静な行動をとりましょう。