ぼくは元々こたつテーブルに座布団という床中心の生活でしたが、ある時期から椅子中心の生活に切り替えました。
部屋の間取りは1Kなので、ダイニングチェアとソファを兼ねてカリモク60のKチェア(ワンシーター)を愛用しています。
重厚感を感じさせるビニールレザーのブラックと、フワフワしてるのにサラリとした肌触り(阪急電車のシートと同素材)のモケットグリーンです。
猫と暮らす以前から愛用していましたが、猫と暮らすようになってから改めてこのソファの良さに気がつきました。
猫と暮らすぼくが実際にKチェアを愛用していてよかった点をお伝えします。
カリモク60(ロクマル)とは
1947年に愛知県刈谷市で設立された刈谷木材工業(通称:カリモク)。
カリモクが1960年代に生みだしたオリジナル家具の中から、普遍的なデザインだけを選び、現在に復刻させた家具がカリモク60です。
そんなカリモク60の中でも、一度も廃盤になることなく現在まで作り続けられている『カリモク60の顔』的な家具がKチェアなのです。
当時の日本の住宅事情が考慮されたサイズ感や、どこか懐かしくモダンな雰囲気を感じさせるデザインは、50年以上の時を経ても美しく感じます。
部屋が広く感じられる
Kチェアは普通の椅子よりも座面が低いので、天井が高く感じられます。
また、一般的なソファの座面(奥行85〜100cm)よりもコンパクトな座面(奥行70cm)ですが、そのわりに広く感じられるため、Kチェアの上であぐらをかくこともでき、座椅子のような使い方も可能。
猫も楽に上り降りできる高さと、柔らかすぎず固すぎない座面なので、愛用してくれています。
ワンシーターなので肘掛けに両肘を掛けたとき、なんとも言えない安心感があります。
猫の爪で破れない
猫と暮らすお宅のソファを見ると、けっこうな割合でボロボロになってますよね。
猫は爪の引っかかり具合が気持ちいいとわかると、そこで爪をガリガリする習慣ができます。
でも、Kチェアなら大丈夫です。ブラックの素材はビニールレザーでツルッとした表面で爪が引っかからないし、モケットグリーンの素材も表面はサラリとした生地なのでこちらも爪が引っかかりません。
ガリガリする習慣すらできないので安心です。(猫の個性にもよります)
猫の遊び場にもなる
猫じゃらしを使って、Kチェアの上で猫と遊べます。
手すりの部分にある隙間からひょこひょことねこじゃらしを出してあげたり、背もたれ部分を目隠しにして左右や上からランダムに猫じゃらしを出してあげたりすると、猫が喜んで遊んでくれます。
木の部分の傷は味になる
木の部分は猫の爪で傷だらけになりますが、一つ一つの傷がいい思い出。
その傷が味となりオリジナルな一脚に仕上がります。
また、Kチェアは背もたれ・座面・手すりとパーツごとに交換も可能。気になるようであれば、費用はかかりますが定期的にパーツ交換するのもありですね。
オシャレな部屋に見える
Kチェアがあるだけで不思議とみんなに「オシャレな部屋だね」と言われます。
被写体として猫との相性もよいみたいです。
ぼくがやったことはKチェアを購入して部屋に置いただけ、なんの努力もしてないのに。
それくらいよい意味で雰囲気のある家具なんでしょうね。
で、結局なにを手放すん?
床中心の生活
骨格のせいなのか床で長時間座ると腰や背中が痛くなっていたので、椅子中心の生活に切り替えていました。
結果的に猫と暮らすようになって、床に舞う大量の猫の毛を見たとき「椅子中心の生活に切り替えておいてよかった」と感じました。