2022年7月末、14年住んだ部屋から引越をしました。
新たに住む賃貸物件は築50年。
ただ、内装はフルリフォームされたばかりなので、中に入ってしまうと新築と同じ気分を味わえます。
そうなると『この綺麗な状態を維持し続けよう』と破損や汚損に対してよりいっそう気をつけるようになるもの。
うちは猫がいるので特にそう感じます。
そこで、賃貸における猫との暮らしについて考え直し、入居前にできる限りの対策をすることにしました。
これから猫と賃貸物件へ入居予定の方は、参考にしてみてください。
角へのキズ対策
うちの猫は爪研ぎはちゃんと爪研ぎポールでするのですが、柱や壁に角があるとそこを利用して伸びをする、という習性があります。
伸びをするときは爪をギンギンに出すので、以前の部屋ではそれが壁紙にひっかかりキズになっていました。
そこで部屋の中にある角という角にコーナーガードを設置しました。
まずはこれが元の状態。
壁紙に直接、粘着力の強力な両面テープを貼ってしまうと、退去時に剥がした際に壁紙ごと剥がれてボロボロになる可能性があるので、元の壁紙が傷まないようまずは剥がしやすいマスキングテープを貼ります。
お値段が少しお高めの壁紙用で使うようなものにしました。
一般的なマスキングテープはザラザラした紙っぽい質感ですが、こちらはツヤツヤしており、剥がす際も壁紙をもっていかなさそう。
両面テープはホームセンターで購入した粘着力の強力なものを選びました。
この両面テープは、貼ってしまえば気になりませんが、ロールの状態だと結構ニオイがキツイので、保管時は注意が必要です。
両面テープの貼ってある角に沿わせるように、コーナーガードを貼ります。
コーナーガードは固めのゴムのような質感です。
この部屋にはこうした角が6箇所あるため、同じ作業を6回行い、すべての角にコーナーガードを取り付けました。
これだけでも結構な費用はかかりますが、キズがつかないかヒヤヒヤしながら生活するストレスを手放せるのならヨシとしましょう。
コーナーガードは再び引越することになれば、剥がして再利用できますからね。
床へのキズ対策
フローリングももちろん新品なので、キズがつけば目立ちます。
キズのことだけでなく、猫にとっては床がツルツルよりもしっかりと踏ん張れるカーペットなどのほうが足腰に負担がかからなくていいそうです。
そして猫だけでなく、ぼく自身も手元がおぼつかないときがあり、よくモノを落としてしまうので、床はしっかり対策をしました。
今回床に敷くモノとして選んだのは『タイルカーペット』。
普通の大きなカーペットやラグにしなかったのは、タイルカーペットなら汚してしまった箇所だけを洗える・交換できるからです。
正直これは敷くかどうか迷ったのですが、キズ対策はできてもカビが生えたという残念な結果は避けたいので、安全策として『畳用防虫・防カビシート』を敷くことにしました。
効果は半永久的だそうなので、こちらも再び引越することになれば、次の部屋でも再利用可能ですね。
ちなみにこのシートを仮止めする際に使用したマスキングテープは、コーナーガードを貼る際に使用したお高めなものではなく、安いマスキングテープです。
タイルカーペットはどれにしようかかなり検討しました。
ペット向けで評判のいい東リのものにしようかとも思いましたが、品質とコストの両方からコーナンオリジナルブランド【LIFELEX】のタイルカーペットにしました。
裏地がしっかりしており、1枚あたり980gと重さがあるので、近所のコーナンで品質や色を確認してからインターネットで注文しました。
本来なら部屋の中心を割り出し、そこから敷き詰めていくのが正しい方法なのですが、部屋の形がいびつだったので、自分なりの方法で敷き詰めました。
あらかじめ上に重いモノ(冷蔵庫や収納ボックスなど)を置くところにはタイルカーペットは敷かず、防虫・防カビシートのみに。
適当に敷き始めたわりには、結果的にうまく敷き詰められたように感じます。
(シロウト仕事なので細かいところは気にしない)
1箇所だけタイルカーペットのタテ目とヨコ目を間違えてカットしてしまいましたが、そこはご愛嬌ということで。
部屋のニオイ対策
じつは猫自体はニオイがないんですよね。
ではなにが匂うのかというと『猫トイレ』。
このニオイ対策として、以前の部屋から使用している空気清浄機を24時間365日付けておきます。
ぼくが使用しているのはMC55U-Wという型番ですが現在廃番のようで、こちらが後継のようです。
実際、退去立会い時にマスクを外して部屋のニオイを確認してもらいましたが大丈夫でした。
あとは害のない消臭剤をこまめに噴霧しておけば大丈夫です。
で、結局なにを手放すん?
退去費用の心配
賃貸の部屋をできるだけ綺麗に維持し、退去費用がかからないように今回は入居時にしっかり対策をしました。
まだ住み初めなので今後どうなるかわかりませんが、できる限りのことはできたと思います。
また、一年後あたりに柱や床が変色していないかなども確認しようと思っています。