二年連続で、車の査定・売却を体験しました。
その経験から自分なりに「これが最高買取額への最短距離なのでは?」と思う方法を紹介します。
もしかすると、もっと高額に車を売れる方法はあるかもしれませんが、「できるだけ駆け引きや交渉をしたくない」という人に向けた方法になります。
また、査定一括サイトでいろんなところから電話やメールが来ることも避けたい人にもおすすめです。
(ぼくはそれがストレスなので)
車を手放すまでの思考についてはこちらの記事↓
よくある記事のように一括査定サイトへ誘導はしないので、安心して読み進めてくださいね。
最初の買取経験から学ぶ
人生で初めて車の査定・買取を経験したのは2022年。
7年乗ったN-BOXからN-VANに乗り換えの際です。
N-BOX(中古)購入時の価格は車両販売価格138万円でした。
ディーラーのデモカーということで、あらゆる装備が付いた上に新車同様にきれいな状態でしたね。
●ディーラーでの下取り額 → 50万円
●ビッグモーターでの買取査定価格 → 35万円
●アップルでの買取査定価格 → 70万円
●オートバックスでの買取査定価格 → 75万円
時期的に中古車の価格が高騰していたのと、人気車種だったこともあり、7年乗ったわりにはどこの買取店もかなり高額でした。
【ビッグモーター】は、こちらがごねることで80万円まで上がりましたが(笑)、そういう変な駆け引きや営業さんの強気な態度、退店後着信を無視してたら数分ごとに何回も電話がかかってきたりして「ここは信用できない」と判断し契約しませんでした。(今思うとここに売却しなくてよかった)
結果、【オートバックス】に75万円で買取してもらいました。
数週間後、【オートバックス】の中古車販売サイトをまめにチェックしていたら、ぼくの売却したN-BOXが99.5万円で販売されていました。
「なるほど、だいたいこれくらい(25万円くらい)を乗せて売るのか」
ここでひとつ学ぶことができました。
まず販売相場を知ること
売却するとなるとまず買取相場を調べると思います。
それも大事ですが、結局は買取業者によって変わるものなので、意外とあてになりません。
そこで、自分の車に似たものを中古車販売サイトやメーカー認定中古車から探します。
同じ車種、年式、走行距離、装備(ナビなど)、状態などが似た車です。
今回、買取査定に出す車の情報は以下のとおり。
●2019年式
●カラーはグレー
●走行距離2万km以下
●純正ナビETC付き
上記の条件で検索すると、車両販売価格は130〜140万円くらいでした。
最高買取価格の算定方法
これはあくまで個人的に気づいた算出方法なので、絶対ではありませんが参考までに。
ぼくの算出方法としては、
中古車販売価格から25万〜30万円引いた金額が最高買取価格
だと思われます。
N-VANの例で言えば、最高買取価格は100~110万円くらいですかね。
いざ、N-VANの買取査定へ
まずは昨年N-BOX買取の際に高かった【オートバックス】へ。
査定額は…75万円(笑)
担当者と少し話しましたが、相場が80万円くらいだと言われました。
【オートバックス】は買取査定システムがあり、査定する人の知識や経験に関係なく、全国のどこの店舗で査定してもらっても査定額が一律だそうです。
次に向かったのは【ラビット】。
ラビットは『日本最大のオークション会社の完全子会社』ということで「あいだに余計な業者が入らないため経費がかからず買取額が高い」というネットでの評判もありました。
Google Mapで近くの【ラビット】を検索してみると、レビューもかなり高め。
予約を取って、早速査定へ。
営業さんの対応もすばらしく、結果は納得の買取額107万円。
ここで即決しました。
変な駆け引きをしないところに好感が持てましたね。
また、こちらがある程度の最高買取査定額を把握していることも察知していたのでしょう。
営業さん曰く「清掃代や点検代などの経費、あとはこちらの利益も含めてやっぱり25~30万は欲しいです」と、正直に言っていたので、ぼくの最高買取額算出法は間違ってなかったようです(嬉)
昨年売却したN-BOXを【ラビット】に査定してもらっていたらどうだったのか、と少し気になります(笑)
希望買取価格は控えめに言わない
買取査定へ行くと必ず聞かれるのが『希望買取価格』です。
ここで現実的な低めの金額を言ってしまうと、そこを基準に交渉が始まってしまいます。
ネットのセオリー通り「できるだけ高く」と、金額を明確に伝えずあいまいに言っても、最終的に具体的な金額を聞かれました(汗)
そんなときでも、自分の購入した金額より少し低いくらいの金額を言えばいいかもしれませんね。
無理とわかっていても、あえての強気で(笑)
査定前に洗車しなくてもよい
「洗車してきれいにしてから査定に出したほうがいい」という情報を知っていたので、前日に洗車して行きましたが、話を聞くと「査定に影響ない」と言われました(笑)
実際にぼくが査定してもらったのは夜(しかも小雨のなか)だったので、前日に洗車した意味はなかったです(泣)
内装の汚れに関しても、すぐ落とせるような軽いものだったら気にしなくてもいい、とのこと。
買取後に結局プロがきちんとクリーニングするので、たしかにそうですね。
足で稼ぐのが正解
結局は何店舗か回って、査定してもらうのが正解だとは思います。
ぼくは昨年の経験からそれぞれのランキングが自分のなかでできていたので、今回は2店舗しか回っていませんが、本来なら5件くらい回るといいかもしれません。
ただ、自分の車の最高買取査定額をこうして把握しておけば、交渉する際にも気持ちに余裕が出てきますね。
また、営業さんがどこまでがんばってくれるかも影響があるので、何店舗か回って「この人に売ってもいい!」と自分がしっくり来るところで決めてしまうのもいいと思います。
金額も大事ですが、『気持ちよく手放せるか?』も大事ですからね。
で、結局なにを手放すん?
面倒な駆け引きや交渉ごと
こちらがある程度、知識をつけておくことで相手側も変な駆け引きをせず、腹を割って話をしようとすると思います。
その方が双方ともにスムーズに交渉が進んで、手放す際もスッキリと気持ちよく手放せますね。