2022年8月に間取りがワンルームの部屋へ引越しました。
人生で初のワンルーム。しかもクローゼットなどの収納もなし。
そんな自分でも思ってもみなかった部屋に、現在は楽しく住んでいます。
実際に住んでみてわかったメリットとデメリットを紹介します。
なぜワンルームのこの部屋を選んだのか
ぼくの中では、玄関と部屋を遮る扉がある、1Kの間取りの部屋を探していました。
そんなときに見つけた、この部屋。
家賃と立地、そしてフルリフォームされ、築50年のマンションなのに一歩み足を踏み入ると新築なみに綺麗、そんなこの部屋に惹かれ、すぐに不動産屋さんへ問い合わせました。
内覧へ行き、内装の綺麗さに惹かれはしたものの、クローゼットがなく『収納がゼロ』ということが引っかかりました。
しかし、内覧後は『収納ゼロの部屋をどう使うか』という妄想に取り憑かれ(笑)、いろいろと方策を頭の中で練るという時間を過ごしていました。
この時点では、この部屋の賃貸契約をする決定的な理由はまだ見つかっていません。
内覧して以来そんな毎日を過ごす中、ふと気づいてしまったんです。
「あれ?これって、この部屋に夢中になってない?」
そう、まるで『恋に落ちた』かのような感覚であることに…。
自分の気持ちを確認すべく、最初の内覧の1週間後に再び内覧させてもらい、その日のうちに申し込みをすませ、無事に賃貸契約することができました。
自分でも意外な部屋を選んだなぁと感じています。
元は1Kの部屋
この部屋は、元は1Kの部屋で、フルリフォームする際に仕切りの壁をぶち抜いたようです。
(ぼくが入居してすぐに隣の部屋が入居者募集され、その際に発覚しました)
なので、綺麗な長方形のカタチをした部屋ではなく、いびつなカタチをしています。
以前はそのカタチを活かして、自作ベッドを設置していました。
ワンルームのメリット
ワンルームの部屋に実際に住んでみて、いくつか感じたメリットがありました。
●エアコンひとつで部屋全体に効く
●キッチンで火を使うと部屋もあたたまる
●開放感がある
●ドアの開け閉めの手間がない
エアコンひとつで部屋全体に効く
キッチン・トイレ・浴室もひとつの部屋の中にあるので、エアコンを作動させると全体に効きます。
例えば冬は、間取りが1Kであれば扉をあけてキッチンへ行くと「さむっ」ってなりますが、ワンルームだとそれがありません。
夏でも、部屋全体がもれなく涼しくなるので快適です。
キッチンで火を使うと部屋もあたたまる
これは冬に関してですが、キッチンで火を使うとストーブをつけているような感じで、料理をすると室内の温度も上がり、暖房効果がおまけとして得られます。
開放感がある
玄関の扉を開けると、視界を遮るものがなにもないので、帰宅したときに気持ちよく感じます。
ドアの開け閉めの手間がない
玄関と部屋を隔てるドアがないので、ドアの開け閉めの手間がありません。
ワンルームのデメリット
メリットがあれば、もちろんデメリットもありました。
●生活感が出る
●玄関から部屋の中が丸見え
●廊下の音が丸聞こえ
●ハンガーをかけられない
●部屋の雰囲気づくりがむずかしい
生活感が出る
冷蔵庫や洗濯機、キッチンがすべて視界に入ってくるので、生活感がハンパないです。
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【対策】
目に入る情報(色や凹凸などのカタチ)を可能な限り少なくします。
モノそのものを隠すなどの工夫も効果的。
玄関から部屋の中が丸見え
これはメリットとしては『開放感がある』お伝えしましたが、デメリットでもあります。
配達員さんが来て荷物を受け取るときに、部屋の中が丸見えになってしまうんです。
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【対策】
暖簾を吊るすことで視界を遮ることができます。
普段は浴室扉のみ暖簾を吊るしていますが、配達がある場合はその暖簾を一時的に玄関に持っていって設置しています。
廊下の音が丸聞こえ
これはうちのマンションだけかもしれませんが、廊下の音が丸聞こえです。
ビジネスホテルに泊まったときに味わう感覚、あれです。
廊下に人の気配があると、自分の家でもソワソワしてしまいます。
うちは向かいの部屋に20代の若い男性が住んでおり、ほぼ毎日23時以降に友達を連れてきているようで、階段や廊下でおしゃべりしていると丸聞こえです。
(部屋に入ってしまえば何も聞こえてきません)
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【対策】
厚めのカーテンや暖簾を突っ張り棒で設置することで、多少は防音を期待できるかもしれません。
(まだ実行していないのでなんともいえませんが)
ハンガーをかけられない
洗濯物や衣類を、ドアハンガーを使って室内干ししたりしますよね?
ワンルームだとそれができません。
(唯一、トイレにドアがあるのでたまにそこを使っています)
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【対策】
浴室に物干し竿を設置できるようにしています。
ただ、入浴時はトイレのドアを開けて、一時的にそこへ洗濯物をかけています。
部屋の雰囲気づくりがむずかしい
モノの数にこだわるタイプのミニマリストでない限り、スッキリおしゃれな部屋を目指すのはむずかしいと感じました。
ぼくは備蓄品や猫用品も必要なので、荷物は少なくありません。
それらが目立たないように、それらを無印良品のポリプロピレン収納用品に入れて、すべて隠しています。
その収納ボックスの数も多いので、ほぼ事務所や倉庫みたいな雰囲気ですね。
クローゼットがあればすべてを覆い隠せるんですけどねぇ…。
冷蔵庫は旧居のときに選んだのでダークブラウン(ほぼブラック)ですが、現在ならホワイトを選ぶでしょうね。
(まだ使えるので買い替えません)
写っていませんが、冷蔵庫の右隣には洗濯機があります。
精神的にもスッキリおしゃれに感じるのはむずかしいかも。
視界には、冷蔵庫、洗濯機、キッチンが常に入ってきますからね。
ペットと暮らす人にもう一つのメリット
こうして分析してみると、じつはデメリットのほうが多いですね(汗)
ただ、うちは猫がいるので他にもメリットと感じたことがありました。
それは『猫といつも一緒にいられる』ということ。
空間を隔てるものがないので、浴室以外は常に同じ空間に猫がいます。(トイレには猫も入ってくる)
いつも目の届く範囲にいるので、どう過ごしているのか、なにかイタズラしていないか(笑)など、いつも確認できます。
そう捉えると、ペットと暮らしている人には、ワンルームのほうがいいのかもしれません。
ただし、好奇心旺盛な性格のペットの場合は、柵を設置するなどの脱走対策は必要かも。
(うちの猫は玄関まで出迎えに来ますが、臆病なので外に出ようとしません)
上記でお伝えしたワンルームのデメリットを許容できるか、またそのデメリットを上回るほどの(立地や家賃、設備などの)魅力を感じた部屋でしたら、ワンルームを選んで間違いないと思います。
ぼく自身は、現在の部屋をとても気に入っています。
で、結局なにを手放すん?
雰囲気のある部屋づくり
以前住んでいた部屋は、それなりに雰囲気のある部屋だったのですが、現在の部屋は生活感に溢れた部屋になっています。
かなりのセンスをお持ちであれば、なんとでもできるのでしょうね。
(ぼくはそのセンスを持ち合わせていません)
来客も身内ぐらいですし、そもそも猫がいるので誰かを招待することもありません。
生活感があったとしても、ワンルームならではの機能性の高さがあり、自分にとって心地いい部屋なので、満足しています。