近所のスーパーに行くときや、ラフな格好で出かけるときにも履いて行けるような、シンプルなサンダルを買いました。
その名も『ギョサン』。
知らなかったのですが、数年前から人気があるようです。
購入当初は指の股が痛くなるトラブルもありましたが、対処法によって無事に解決でき、結果的には「買ってよかった」と思えるサンダルになりました。
コスパの良い安価なサンダルを探している方や、ギョサンを購入してみたいけど実際どうなの?という方、購入したばかりで同じように痛みに苦しむ方の参考になればと思います。
ギョサンとは
頑丈・滑らない・履き心地がいいという実用性と、美しいフォルム・豊富なカラー展開などのファッション性を兼ね備えた、日本の企業『丸中工業所』が制作する Made in JAPAN のサンダルです。
(『パール印のギョサン』という愛称で知られています)
素材はゴムかと思いきやペレットという樹脂(柔らかいプラスチック)で、水場でも滑らず頑丈なことから漁師関係の方が愛用しているそうで、釣りが好きな国民的アイドルグループ(休止中)のリーダーも愛用しているそうな。
シンプルで美しいフォルムにより、ファッション業界からも注目され、セレクトショップが別注をかけていたり、商品を取り扱っていたりする人気商品のようですね。
購入したギョサン
カラー
ブラックのギョサンが欲しかったのですが、普通のブラックだとテカりが出て自分に似合わなさそうだったので、マットブラックにしました。
サイズ感
ぼくは素足で26.5cmなのでLLを購入しました。
長さはぴったりで、幅は小指がちょっと落ちそうになる感じですが、特に小さいとは感じません。
価格
ぎょさんネット(Yahooショッピング店)にて、1,650円(送料別)で購入。
サイズやカラーで価格が変わるようです。
ぼくはサイズとカラーの在庫状況によりこのお店で購入しましたが、調べれば他店でもっと安くで購入できると思います。
履き心地
ビーチサンダルに比べて、重みがあるので安定感はあります。
しかし、水にも浮くようです(カラーによります)
一番最初の印象としては、『硬く、そして痛い』です。
硬さに関しては、普段ニューバランスのスニーカーを愛用しているのでなおさらそう感じます。
痛みに関しては、指の股の部分がとにかく痛い。
ボールペンをぐいぐい押し付けられている感じで、歩くたびに擦れます。
二日連続、といっても歩行時間15分くらい履きましたが、擦れる部分が赤くなり皮がペロリと剥けちゃいました。(いや甘栗か)
あくまで個人の感想であり、人によっては痛みや擦れがないかもしれません。
指の股が痛いときの対処法
指の股が痛いときの対処法がないのか調べたところ、どうやらこの指の股の痛みは通過儀礼みたいなもので、解決策は『慣れ』だそう。
普通は靴を足にあわせて馴染ませていくと思うのですが、ギョサンの場合は足をギョサンに馴染ませていくようです。
慣れてしまうと年中履きたくなるほどの履き心地だそうな。
慣れるまで待っていたら苦痛とともに夏が終わってしまいます。
なんとしても今年の夏に快適な気分で履きたいと思い、なにか解決策はないかと引き続き調べてみました。
すると、「鼻緒部分をドライヤーで温めると柔らかくなり、痛くなくなる」という有力な情報を発見。
早速試してみました。
充分に温めた後、揉みほぐしたり、軽く引っ張って伸ばしたり。
半信半疑で試したところ、あら不思議。
まったく痛くありません。
後日、お墓参りの際にギョサンを履いていきましたが、舗装道路であろうが砂利道であろうが、指の股はまったく痛くなりませんでした。
指の股が痛いときの対処法としては『鼻緒部分をドライヤーで温めて、軽く引っ張って伸ばす』が正解のようです。
「買ってよかった」と思えるサンダル
鼻緒が一体となっているので、かなり耐久性があり数年はもつようです。
ビーチサンダルはこの鼻緒部分が抜けてダメになったりしますが、そんな心配も不要。
硬さに慣れてくると、履き心地も安定感があり良いなと感じます。
水にも強く滑らないので、雨の日でも気軽に履けそうですね。
価格も安く実用性も抜群なので、現時点ではコスパ最強のサンダルだと思います。
初めて履いたときは「これは失敗か?」と落ち込みましたが、たくさんの執念と少しの手間の結果、「買ってよかった」と思えるサンダルになりました。
で、結局なにを手放すん?
無印良品のビーチサンダル
数年前に徳之島へ旅行に行く際、浜辺で履く用に購入した無印良品のビーチサンダルを所有していました。
街履きするにはやや抵抗があり、旅行以外のときはほとんど履いておらず、湿気などでやや劣化したまま靴箱で放置されていました。
今回のギョサン購入をキッカケにそれを手放しました。
ギョサンがあれば、数年はサンダルを購入しなくて済みそうですね。